ashes and snow

3年ほど前に友人から“Gregory Colbert”の写真集を見せてもらったことがあります。

 

人間と動物がとても神秘的に絡み合った不思議な写真ばかり。

 

当時は写真なのか絵なのかわからないなーすごいなーと思いながら見ていたのですが、

先日別の方から「ashes and snow」のDVDをお借りしました。

 

あの頃よりも一層不思議な感覚で見れ、同時にすごく悲しくなって気付けば泣いていました。

 

 

自分の経験と想像に近いものに共感した時、私はよく泣きます。

でも、これはまた別の感覚。

わからないことが苦しい。

想像することしかできないけど、その想像も及ばない。

 

これを貸して下さった方と私は、答えが一生与えられないような問題に直面したような気がします。

目を背けて蓋をしてしまえば簡単なことかもしれないけど、私は逃げたくない。

逃げた人を、私はたぶんずっと許せない。

 

 

映像の中の、時たま聴こえる囁きで

「僕はゾウの目になりたい」

というフレーズが頭から離れません。